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第03回

MovableTypeの環境を準備する

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MovableTypeの環境を準備する

さて、そろそろMovable Typeに触れてみたくなりましたか?
第3回ではMovableTypeを導入するための環境を用意する方法について説明します。

illust3.png

個人利用であれば無料で試せる

Movable Typeは個人利用・1インストールに限り無料で使用できます。実際の環境をテストしてみたい方や、学習目的で利用したい方はこちらを活用してみてください。
https://www.sixapart.jp/inquiry/movabletype/personal_download.html
(※ 自分で用意したウェブサーバーにインストールする必要があります。)

動作環境について

MTを動作させるための基本的な構成は以下です。

  • Linux (Amazon Linux を含む)、Solaris / Unix、BSD
  • Apache HTTP Server
  • MySQL

他にも、Windows ServerやSQLServerも含め、様々な環境で動作します。
動作環境や追加するプラグインによっては、追加でPerlモジュールのインストールが必要になるケースがあります。動作環境の詳細は、公式マニュアルをご確認ください。
https://www.movabletype.jp/documentation/system_requirements.html

環境を構築する方法について

2024年現在、MTではWordpress.comのような公式からの無料試用サービスは提供されていません。各自で用意したサーバーにインストールするか、商用利用向けのサービスを利用してください。どのような環境で動かしてもMTの動作自体に違いはないため、とりあえず触ってみたい場合はサーバーとライセンスが一体になったサービスを利用することをおすすめします。

インフラに詳しくない人向け

Movable Type Cloudを利用する

mt-cloud-console.jpg

シックス・アパートが提供する公式のクラウドサーバーサービスです。サーバースペックに応じて、月額5500円からスタートできます。
申し込みするだけで、プリインストールされた環境が入手でき、サーバー構築の専門的なスキルがない方におすすめです。
ただし、手軽に利用できる反面、選べるサーバースペックが限られているため、一部のプラグインが動作しない可能性がある点にご注意ください。

Movable Typeクラウド
https://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/

インフラに詳しい人向け

Amazon Web Service

Amazonが提供するクラウドサービスです。

Amazon Machine Image(AMI)版を利用する

AMIでは、テンプレートを利用してAmazon EC2のインスタンスを成できます。MTがプリインストールされた公式のAMIパッケージが用意されていますので、こちらを利用すると簡単にサービスを開始できます。

how-to-use.jpg

Movable Type AMI版 Starter Guide
https://www.sixapart.jp/movabletype/aws/how-to-use.html

EC2に手動でインストールする

独自の構成でサーバーを作成したい場合は、手動でインストールすることも可能です。

さくらのレンタルサーバ・さくらのVPS

個人向けのレンタルサーバーサービスでも、最近ではデータベースが利用できるプランが増えてきました。さくらインターネットでは、シックス・アパートがインストール手順を紹介しています。
大きな変更はありませんが、手順は一部古いバージョンのものもあるので、公式マニュアルも併せてご覧ください。

さくらのレンタルサーバー
https://rs.sakura.ad.jp/

Movable Type をさくらのレンタルサーバーにインストールしてみよう。
https://knowledge.sakura.ad.jp/1988/

(一部古いバージョンでの説明となっています。「インストールウィザードを起動」以降は以下をご覧ください)
https://www.movabletype.jp/documentation/mt8/installation/install/wizard/

サーバースペックを変更したい場合は、さくらのVPSを利用すると良いでしょう。AWSと比較して安価に利用できます。

さくらのVPS
https://vps.sakura.ad.jp/

Vagrant・Dockerで仮想環境にインストールする

仮想環境を活用してローカルでMovable Typeを動作させることもできます。
インストール用のパッケージは配布されていないため、個人無償版として入手したソフトウェアファイルを指定してインストールを行ってください。
https://github.com/movabletype/mt-dev/blob/master/README.ja.md

まとめ

インフラに詳しくない方にとっては、初めての環境構築は少しハードルが高く感じるかもしれません。インストール作業自体はそこまで複雑ではないため、上記のようなサービスを利用して、気軽にMovable Type(MT)の環境構築にチャレンジしてみてください。困った時には、オンラインのドキュメントが参考になります。MTがどのように動いているかを理解するためにも、環境構築のプロセスは役に立つでしょう。

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