SmartSync Pack 大幅アップデートのご案内
いつも Movable Type および SmartSync Pack をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、サーバー配信機能と承認機能を統合した新しい SmartSync Pack を、2026年春のリリースに向けて開発しております。

アップデートの背景と現場課題
近年、セキュリティ対策として CMS と公開サーバーを分離する「サーバー配信型」の構成が広がっています。
しかし運用現場では、
- 配信前に “何が変わるのか” が分からない
- 配信後の状態を事前に確認できない
- 承認と配信の流れがつながっていない
といった不安や手間が残っていました。
今回のアップデートでは、サーバー配信と承認機能を一体化し、こうした運用課題を解消します。
新構成「CMS領域・ステージング領域・公開領域」の導入について

今回のアップデートで大きく変わる点は、「CMS領域・ステージング領域・公開領域」の3つを前提とした新しい構成になることです。
従来は CMS領域から直接公開サーバーへ配信していましたが、今後は配信前にステージング領域へ展開し、公開状態を事前に確認したうえで本番公開へ進む流れになります。
これにより、公開前のチェック体制が強化され、より安全で事故のない運用が可能になります。
アップデートで改善されるポイント
1. 配信前の差分ファイル確認機能
公開サーバーとの差分を事前にチェックでき、意図しないファイル更新を防ぎます。
2. ステージング機能(配信前プレビュー)
配信予定の内容をステージングで確認でき、デザイン崩れや想定外の動作を事前に把握できます。
開発中の画面です。予告なくデザイン・詳細は変更になる可能性がございます。
3. サーバー配信と連動した承認機能
承認フローに配信内容が組み込まれ、差分やコメントを確認しながら承認できます。
開発中の画面です。予告なくデザイン・詳細は変更になる可能性がございます。
4. 配信ファイルの差分比較機能
配信前にどの部分が変更されるかを視覚的に確認できます。
開発中の画面です。予告なくデザイン・詳細は変更になる可能性がございます。
5. その他の強化ポイント
- 複数日の配信予約に対応
- Movable Type クラウドでのステージング利用が可能
- 従来のサーバー同期機能+CMS内のワークフローのエディションも継続提供(MT9対応版は今冬予定)
今回のアップデートにより、
「より安全・より効率的・より見える化された」サーバー配信 × 承認機能型運用が実現します。
詳細やデモのご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。