MT SAML
はじめに
MTSAMLは、Google Workspace および Microsoft Entra ID(旧Azure AD)と連携し、SAML認証によるシングルサインオン(SSO)をMovable Typeへ提供するプラグインです。
ユーザーはGoogleアカウントまたはMicrosoftアカウントで認証することで、Movable Typeへ安全にログインできます。
また、SAML認証時にユーザーの自動生成やロールマッピングを行うことができ、Movable Typeのユーザー管理を効率化します。
対応バージョン
- Movable Type 8
- Movable Type 9
主な機能
Google Workspace・Microsoft Entra IDとのSAML連携
Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDと連携し、SAML認証によるシングルサインオン(SSO)を実現します。
ユーザーの自動生成
初回SSOログイン時に、Movable Typeへ登録されていないユーザーを自動作成できます。
ロールマッピング
SAMLレスポンスの属性を利用して、Movable Typeのシステム権限やサイト権限を自動設定できます。
ユーザーの自動有効化・自動無効化
SSOログイン時の自動有効化や、一定期間ログインのないユーザーの自動無効化に対応しています。
シングルサインオン
Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDへ既にログイン済みの場合、再度ID・パスワードを入力することなくMovable Typeへログインできます。
インストール
プラグインのアーカイブファイルを展開すると以下のディレクトリが作成されます。
mt
├── plugins
│ └── MTSAML
│ ├── lib
│ ├── tmpl
│ └── config.yaml
配置後、Movable Type管理画面より [システム]→[プラグイン] を開き、「MTSAML」を有効化してください。
有効化後、プラグイン設定画面からSAML認証の設定を行います。
使い方
1. Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDと連携する
Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra ID側でSAMLアプリケーションを作成し、Movable Typeと連携します。
Google Workspaceの場合は「カスタムSAMLアプリ」、Microsoft Entra IDの場合は「エンタープライズアプリケーション」を利用します。
作成後、双方の設定値(ACS URL、Entity ID、SSO URL、証明書など)を設定してください。
2. IdP情報を設定する
プラグイン設定画面より以下の項目を設定します。
- SSO URL
- エンティティID
- X.509証明書
これらはGoogle WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDから取得した情報を設定します。
3. サービスプロバイダ情報を設定する
Movable Type側で表示される以下の情報をGoogle WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDへ設定します。
- ACS URL
- エンティティID
4. ユーザー管理を設定する
運用に応じて以下の設定を行います。
- ユーザー自動生成
- ロールマッピング
- ユーザー自動有効化
- ユーザー自動無効化
5. SSOログインする
Movable Typeログイン画面の「SSOログイン」をクリックすると、Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra IDのログイン画面へ遷移します。
認証後、自動的にMovable Typeへ戻り、ログインが完了します。
利用例
例えば、以下のような運用が可能です。
| 利用シーン | 動作 |
|---|---|
| Google Workspaceで社員認証 | GoogleアカウントでMovable Typeへログイン |
| Microsoft Entra IDで社員認証 | MicrosoftアカウントでMovable Typeへログイン |
| MT未登録ユーザーが初回ログイン | ユーザーを自動生成 |
| 部署ごとに権限を変更 | ロールマッピングで権限を付与 |
このように、既存の認証基盤を利用してMovable Typeへシングルサインオン(SSO)を導入できます。
この程度の装飾なら、SmartSync Packのマニュアルとも雰囲気を合わせつつ、WordPressやMovable TypeのHTMLエディタでも崩れにくいのでおすすめです。
注意事項
ユーザーまたはグループへの利用許可が必要です
Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra ID側で、SAMLアプリケーションの利用対象となるユーザーまたはグループを割り当ててください。
割り当てられていないユーザーはSSOログインできません。
ロールマッピングについて
ロールマッピングは、SAMLレスポンスに含まれる属性を利用してMovable Typeの権限を設定する機能です。
利用する属性は、Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra ID側で設定されている必要があります。
自動生成について
「ユーザーの自動生成」を有効にしていても、Google WorkspaceまたはMicrosoft Entra ID側でSAMLアプリ利用許可されていないユーザーはログインできません。
Google Workspace・Microsoft Entra IDの仕様変更について
Google WorkspaceおよびMicrosoft Entra IDは、サービス提供元によるアップデートにより管理画面や設定手順が変更される場合があります。
本マニュアルの画面や操作手順と異なる場合は、各サービスの最新ドキュメントもあわせてご確認ください。
更新履歴
- リリース