CSVDataImExporter
主な機能
- CSV形式でMovable Typeのブログ記事・ウェブページデータのエクスポート・インポートが可能です。
- インポート時の記事更新は、記事IDによる指定の他、タイトルやベースネームによる指定が可能です。これにより、常にインポートだけを行なう運用が可能です。
- 一覧画面から記事単位のエクスポートが可能です。
- カテゴリ・フォルダ・関連アイテム・カスタムフィールドに対応します(グレードによって対応機能が異なります)。
- Movable Typeクラウド版に対応(4_00以降)。
- Movable Typeコンテンツデータに対応(5_00以降)。
- 2018.4.11 MT7に対応しました。

動作確認環境
- Movable Type 5.02/5.06/5.12/5.2.2(PSGI環境確認済み)/6.x/7.0b3
- OS:Linux(CentOS)/Windows Vista/Windows 7
- Perl:5.8.8以上
- 表計算ツール:Microsoft Excel 2010/Microsoft Excel 2000/OpenOffice Calc/LibreOffice Calc
インストール
ダウンロードアーカイブを展開した中にある「CSVDataImExporter」フォルダをMovable Typeのpluginsディレクトリにアップロードします。アップロード後、システム管理画面の「ツール」→「プラグイン」で「CSVDataImExporter」が表示されていればインストール完了です。
使い方(MT7)
CSVデータのエクスポート
注:エクスポートはサイト管理者以上の権限が必要です。
コンテンツデータの場合、左メニューのコンテンツデータ名をクリックし、一覧画面上部「〜をエクスポート」をクリック。

エクスポート画面が表示されます。

記事・ウェブページの場合、左メニューの「記事」→「CSVデータのエクスポート」をクリック。

エクスポート画面が表示されます。

CSVデータのインポート
注:インポートはサイト管理者以上の権限が必要です。
コンテンツデータの場合、左メニューのコンテンツデータ名をクリックし、一覧画面上部「〜をインポート」をクリック。

インポート画面が表示されます。

※出力ファイル名は下記フォーマットの「identifier」を指します。
記事・ウェブページの場合、左メニューの「記事」→「インポート」をクリックしたあと、「インポート元」のプルダウンから「CSV形式」を選択すれば、インポート画面が表示されます。

各種設定
下記の設定は、システム管理画面またはサイト管理画面の「設定」→「プラグイン」→「CSVDataImExporter」→「設定」で設定できます。
クラウド/非クラウド
AWSなどのクラウド環境でプラグインをご利用の場合、「利用環境」で「クラウド環境」を選択してください(デフォルトは「非クラウド環境」)。

CSVファイルの文字コード
エクスポート・インポートの文字コードを「CSVファイルの文字コード」で選択できます(デフォルトは「Shift_JIS(CP932)」)。

改行コード
エクスポート・インポートの改行コードを「改行コード」で選択できます(デフォルトは「CR+LF(Windows)」)。

アイテムのアップロード
アイテムのアップロード先を、現在のパスをそのまま利用する・サイトパスのassets配下にアップロードするかを「アイテムのアップロード」で選択できます(デフォルトは「アップロードする」)。

セレクトボックス/チェックボックス/ラジオボタンのデータ
セレクトボックス/チェックボックス/ラジオボタンのデータについて、ラベル・値のどちらを利用するかを「セレクトボックス/チェックボックス/ラジオボタンのデータ」で選択できます(デフォルトは「値」)。

更新履歴の保存
更新履歴の保存する・しないを「更新履歴の保存」で選択できます(デフォルトは「保存しない」)。

CSVデータのフォーマット(コンテンツデータ)
CSVデータのフォーマットは表の通りになります(v5.29以降)。
項目 | 1行目 | 2行目以降 | 備考 |
コンテンツタイプ | content_type | コンテンツタイプ名を設定 | 必須(列削除不可) |
コンテンツデータID | id | コンテンツデータIDを半角数字で入力 | 必須(列削除不可)。上書き時はid値必須 |
データ識別ラベル | label | データ識別ラベルを設定 | 必須。ただし自動入力の場合は値不要。列削除不可 |
ユーザーID | author_id | 投稿者のユーザーIDを設定 | 必須(列削除不可) |
出力ファイル名 | identifier | 出力ファイル名を設定 | 任意(列削除可)。新規で未設定の場合、自動生成。 |
公開日 | authored_on | 以下のいずれかのフォーマットを設定 YYYYMMDDHHMMSS 例:20140101235959 YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.mmm 例:2014-01-01T23:59:59.000 YYYY-MM-DD HH:MM:SS 例:2014-01-01 23:59:59 YYYY/M/D H:MM 例:2014/1/1 23:59 YYYY.M.D H:MM 例:2014.1.1 23:59 | 任意(列削除可) |
更新日 | modified_on | フォーマットは公開日と同じ | 任意(列削除可) |
公開終了日 | unpublished_on | フォーマットは公開日と同じ | 任意(列削除可) |
ステータス | status | 下書き:1 公開:2 指定日:4 公開終了:6 | 必須(列削除不可) |
コンテンツフィールド | コンテンツフィールドの名前 | コンテンツフィールドデータを設定 | 詳細は評価版でエクスポートしてみてください |
インポートが不要なコンテンツフィールドはCSVから列削除が可能です(元の値が残ります)。
何らかの値が入っているコンテンツフィールドに対し空の値をインポートすると、元のデータは空の値で上書きされます。
エクスポートデータのサンプル(コンテンツデータ)
content_type,id,label,author_id,identifier,authored_on,modified_on,unpublished_on,status,テキスト,テキスト(複数行)_convert_breaks,テキスト(複数行),数値,URL,日付と時刻,日付,時刻,セレクトボックス,ラジオボタン,チェックボックス,カテゴリ,埋め込みテキスト,コンテンツタイプ,画像 商品,1,test1,2,d2cc8562de18dfb00db091082ede6fccb716b354,2019-01-07 22:08:00,2019-01-14 18:25:56,,2,test1,0,aaa,,,,,,,,,,,, 商品,2,test2,2,676bddac8af2db3d4471fff68238a1c2aeb83adc,2019-01-12 01:57:30,2019-07-22 23:33:07,,2,test2,__default__,かきくけこ,3000,http://www.facebook.com/,2019-07-01 12:34:56,2019-07-10,11:22:33,1,1,3,"cat1(4:cat1),cat2(3:cat2),cat3(2:cat3)",,"Site Page:003,Site Page:002,Site Page:001",default-userpic-90.jpg(8) 商品,3,test1,2,bc00015e96ee0bfee0600e0ebf6b5fc398778768,2019-01-14 19:01:15,2019-07-22 23:31:08,,2,test1,richtext,あいうえお
,1000,http://www.koikikukan.com/,2019-07-22 00:00:00,2019-07-31,12:34:56,1,2,"1,2",cat2(3:cat2),,Site Page:002,bug-pbmt-white.png(7)
使い方(MT6)
CSVデータのエクスポート
注:エクスポートはブログ管理者以上の権限が必要です。
左メニューの「ツール」→「CSVデータのエクスポート」をクリックすれば、エクスポート画面が表示されます。

一覧画面を使えば、記事単位のエクスポートが可能です。

ウェブサイトでウェブページの記事単位のエクスポートを行う場合は、一覧画面にある「フィルタ」を使って「ウェブサイトウェブページ」を選択してください。

CSVデータのインポート
注:インポートはブログ管理者以上の権限が必要です。
MT6版は左メニューの「ツール」→「記事のインポート」をクリックしたあと、「インポート元」のプルダウンから「CSV形式」を選択すれば、インポート画面が表示されます。

MT5版以前は、左メニューの「ツール」→「CSVデータのインポート」をクリックすれば、インポート画面が表示されます。

各種設定
クラウド/非クラウド
AWSなどのクラウド環境でプラグインをご利用の場合、システム管理画面の「ツール」→「プラグイン」→「CSVDataImExporter」→「設定」で「クラウド環境」を選択してください(デフォルトは「非クラウド環境」)。

文字コード設定
エクスポートデータの文字コードをShift_JIS以外に変更したい場合、ウェブサイトまたはブログ管理画面の「ツール」→「プラグイン」→「CSVDataImExporter」→「設定」で、文字コードを変更してください(デフォルトは「Shift_JIS」)。

CSVデータのフォーマット
CSVデータのフォーマットは表の通りになります。
項目 | 1行目 | 2行目以降 | 備考 |
---|---|---|---|
クラス | class | ブログ記事:entry ウェブページ:page | 必須項目(注) A列に設定 1つのCSVファイルに「entry」と「page」の混在可能 |
記事ID | id | 記事IDを半角数字で入力 | 上書き時は必須項目(注) B列に設定 |
ステータス (公開状態) | status | 下書き:1 公開:2 指定日:4 | 必須項目(注) |
ユーザー | author | 記事投稿者のユーザー名を設定 | 必須項目(注) |
公開日 | authored_on | 以下のいずれかのフォーマットを設定 YYYYMMDDHHMMSS 例:20140101235959 YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.mmm 例:2014-01-01T23:59:59.000 YYYY-MM-DD HH:MM:SS 例:2014-01-01 23:59:59 YYYY/M/D H:MM 例:2014/1/1 23:59 YYYY.M.D H:MM 例:2014.1.1 23:59 | |
更新日 | modified_on | フォーマットは公開日と同じ | |
公開終了日(MT6以降) | unpublished_on | フォーマットは公開日と同じ | |
フォーマット | convert_breaks | なし:0 改行を変換:__default__ Markdown:markdown Markdown + SmartyPants:markdown_with_smartypants リッチテキスト:richtext Textile 2:textile_2 | |
タイトル | title | タイトルを設定 | |
本文 | text | 本文を設定 | データに改行やカンマなどを含む場合は全体をダブルクォーテーションで囲む |
追記 | text_more | 追記を設定 | 同上 |
概要 | excerpt | 概要を設定 | 同上 |
キーワード | keywords | キーワードを設定 | カンマで区切る場合は全体をダブルクォーテーションで囲む |
カテゴリ | categories | カテゴリまたはフォルダを設定 | 複数設定する場合はカンマで区切る(カンマで区切る場合は全体をダブルクォーテーションで囲む) サブカテゴリ・サブフォルダは「--」で区切る |
タグ | tags | タグを設定 | 複数設定する場合はカンマで区切る(カンマで区切る場合は全体をダブルクォーテーションで囲む) |
コメント許可 | allow_comments | 受信しない:0 受信する:1 | |
トラックバック許可 | allow_pings | 受信しない:0 受信する:1 | |
アイテム | assets | アイテムを設定 | 複数設定する場合はカンマで区切る(カンマで区切る場合は全体をダブルクォーテーションで囲む) |
出力ファイル名 (ベースネーム) | basename | システムで一意となる任意の半角英数字 | |
カスタムフィールド | カスタムフィールドのベースネーム | カスタムフィールドデータを設定 | アイテム/画像/オーディオ/ビデオについては次のようなフォーマットの設定が必要です(グレード④以外)。 <form mt:asset-id=""1"" class=""mt-enclosure mt-enclosure-image"" style=""display: inline;""><a href=""http://user-domain/test.jpg"">test.jpg</a></form> 「mt-enclosure-image」の部分はオーディオの場合は「mt-enclosure-audio」、ビデオの場合は「mt-enclosure-video」になります。「mt:asset-id」には関連するアイテムのIDを指定してください。登録されていないアイテムとの関連づけは行えません。 グレード④については上記のフォーマットの他、後述する「アイテムのフォーマット」の「パターン2」によるアップロードが可能です。パターン2のフォーマットで指定した後で上書きインポートを行う場合は、パターン2のフォーマットでインポートしたあとのエクスポートしたCSVをご利用ください。パターン2のフォーマットで複数回インポートを行うと、同じアイテムが複数登録されます。 |
注:「必須項目」は、その項目を設定しないと記事として登録できないことを意味します。記事の上書きを行う場合、カテゴリや本文など「必須」でない部分は、CSVに設定されている内容で上書き登録します。よってCSVに設定がなければ空になるかまたは削除されます(他のシステムでは空でインポートすると現在登録されている内容を残すものもあるようですが、空にしたい(または削除したい)ケースを考慮してこのような仕様にしています)。
カテゴリ・フォルダのフォーマット
CSVに設定するカテゴリ・フォルダのフォーマットは次のいずれかになります。赤色部分がデータ部分になります。-
パターン1 ※エクスポート時はこのフォーマットになります
カテゴリ名(カテゴリID:ベースネーム)パターン2
カテゴリ名(:ベースネーム)パターン3
カテゴリ名(カテゴリID)パターン4
カテゴリ名パターン2とサブカテゴリ指定を組み合わせた例
ニュース(:news)--2013年(:2013)--6月(:06)
カテゴリ名に「--」を使っていて区切り文字に使用できない場合は、ブログ管理画面の「ツール」→「プラグイン」→「CSVDataImExporter」→「設定」で区切り文字を変更することができます。(注:v3_00以降では未提供)
