サーバー配信+ワークフローを中心としたエンタープライズ向けのMovable TypeパッケージMovable Type SmartSync Pack
Movable Type SmartSync Packは、SmartSyncとワークフロー機能を中心とした、エンタープライズ向けの用途に必要な機能とMovable Type ライセンスがバンドルされたパックです。Movable Typeの拡張性はそのままに機能強化を実現し、必要な機能に絞ることによって、パフォーマンス面でも期待ができます。
商品内容
- Movable Type ライセンス(オンライン版)
- プラグインパック一式(ダウンロード形式)ワークフロープラグインは「コンテンツタイプ対応多段階承認版」となります。
日時指定版、グループ・複数承認版のオプションをご希望の場合は、ご購入の前にお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。 - 購入後1年間の年間サポートライセンス付き(最新バージョンのダウンロード、メールによるテクニカルサポート)
同梱プラグイン
- サーバー配信(SmartSync / 株式会社COLSIS)
- 管理画面カスタマイズ( MTAppjQuery / bitpart社)
- ワークフロー( Workflow / 小粋空間)
- CSVインポート・エクスポート(CSVDataImExporter / 小粋空間)
- ファイルアップロード拡張(UploadDir / エムロジック社)
- 相対パスへの置換(RelativeURLFilter / エムロジック社)
- CDNキャッシュクリア(SmartClearCDNCache / 株式会社COLSIS)
- コンテンツ横断検索(CrossContentSearch / 株式会社COLSIS)
- サインイン通知(SigninNotifier / 株式会社COLSIS)
- 管理画面通知(MTNotifier / 株式会社COLSIS)
- 画像軽量化(ImageOptimizer / エムロジック社)
- ページビュー数集計(GAPageView / エムロジック社)
- サイトマップ作成補助(SitemapHelper / エムロジック社)
動作環境
- Movable Type 8
- Movable Type 7
- Movable Type クラウド版
ImageOptimizerはクラウド版ではご利用いただけません。 - Movable Type for AWS
その他・ご注意事項
- 次年度以降も最新バージョンのダウンロードとメールによるテクニカルサポートをご希望の場合は、年間サポートライセンスとして、88,000円(税込)がかかります。(Movable Typeの年間メンテナンスが含まれています)
- Movable Typeライセンスを既に購入している、またはMovable Typeクラウド版でご利用の場合は、こちらのページよりご購入手続きをお願い致します。
- 当製品は、MTOSではご利用いただけません。
- PowerCMS、Movable Type Premium、他社製プラグインとの併用はサポート外となります。
- Movable Type AdvancedのLDAP認証には対応しておりません。
- Movable Type クラウド版でご利用の場合には、同期方法はFTPSのみの対応となります。
ドキュメント
機能紹介
サーバー配信
SmartSyncを利用すると、Movable Typeがインストールされたサーバーと外部サーバー間の同期が可能になります。公開するサーバーにMovable Typeを置くことなくコンテンツの公開ができるので、セキュリティにも配慮したサーバー構成をとることができます。配信するプロトコルはFTP(s)・rsync・Amazon S3(もしくは互換サービス)が利用できます。Movable Type クラウド版はFTPSのみ
New! 管理画面を一新し、使いやすいプラグインへと進化
既存ユーザーに聞き取りを重ね、管理画面全体に大幅なアップデートを行い、より親切で使いやすいプラグインになりました。
ダッシュボード上で予約の確認や、使用しない機能の非表示にも対応!
主な機能
ウェブサイト・ブログ単位でのサーバー配信
サーバー配信では、Movable Type で管理されているファイル(アップロードされたファイルや、再構築時に生成されるファイル)以外にも、選択されたウェブサイト、またはブログのサイトパス以下のファイルやディレクトリのすべてが配信の対象となります。
即時配信や日時指定配信も可能
設定で指定された日時に、配信が実行されます。(サーバー上で、run-periodic-tasks が動作するように設定されている必要があります。)日時指定は通知設定を行えば、実行結果をメールで受け取ることができます。
予定されている配信は、ダッシュボードウィジェットで簡単に確認することができるので、複数人でも安全な運用を実現します
個別ファイル単位でのサーバー配信
同期元のファイルやフォルダを指定して、個別に同期先にアップロードすることが可能です。即時配信と日時指定配信にも対応しています。
ドライラン機能でさらに安全な配信を実現
ドライラン(テスト配信)機能を使用することで、実際に配信が行われた際に、どのようなファイルが配信されるかを事前に確認することができます。
配信履歴の表示
配信履歴を管理画面で閲覧することが出来ます。また転送ログの確認やダウンロードもできます。
サーバー配信ロールの設定
サーバー配信を行うための専用ロールを設定することが可能です。
CDNキャッシュクリア機能
サーバー配信先がCDNを利用している場合にサーバー配信と同時にCDNのキャッシュクリアを行います。対応しているCDNは以下の通りです。
- AWS(Amazon CloudFront)
- Google Cloud(Cloud CDN)
- Alibaba Cloud(Alibaba Cloud CDN)
- Microsoft Azure(Azure CDN)
- Akamai(Akamai CDN)
その他の機能
- サーバー配信のジョブ登録通知機能
- 日時指定同期のメール通知機能
- 同期結果のログ出力
- 通知メールのカスタマイズ機能
- 除外パスの設定機能
- 定期実行機能
サーバー同期機能の制限事項
- FTP(s) による配信は、配信元から配信先への一方向の同期になります。配信先にしか存在しないファイルを削除することはありませんが、配信元にコピーされることもありません。
- ダイナミック・パブリッシングや、プラグインを利用した動的コンテンツは、配信されたサーバー上では動作しません。
- [mt-static] ディレクトリに含まれるコンテンツは、配信されません。
導入サポート
サーバーへの導入方法が分からない、設置を代行してほしいというお客様には導入サポートをおすすめしております。サーバー構成等によって異なるので、お気軽にお問い合わせください。
CMSサーバー1台、Webサーバー1台での目安となります。
複数台構成の場合や、出張やドキュメントなど発生する場合は別途お問い合わせください。
ワークフロー
ワークフロー機能はMovable Type内のウェブページや記事に対して、承認ワークフローを実現する機能となります。各ウェブサイト・ブログ毎にワークフローレベルを設定し、記事やページを投稿した後にユーザーに対して、承認用のプレビューを表示して、承認・差し戻しを選択することができます。
主な機能
公開後の修正に対する承認処理も可能
記事やウェブページが公開されてしまった後に修正版を作成することができ、この差替え版に対して承認フローを走らせることが可能です。
承認者や承認レベルの設定は管理画面から設定可能
Movable Typeの権限管理でライター・承認者の設定を行なうことができ、承認レベルの設定も管理画面から行なうことができます。設定はウェブサイト・ブログ毎に設定ができるため、各部署ごとのワークフローも設定できます。
プレビュー画面で承認・差し戻しが可能
承認者には、承認依頼メールが送信され、承認用のプレビュー画面が表示されます。承認用プレビュー画面では、コメント付で承認・差し戻しかを選択することができます。承認依頼メールの文面は管理画面でカスタマイズすることができます。
その他の機能
- 承認依頼時のメール送信方法の選択
- MTユーザー以外のユーザーによるプレビュー機能(サーバー設定などが必要になります)。
ワークフロー機能の制限事項
- 本プラグインは更新履歴機能を利用して制御しています。プラグインご利用時は更新履歴を有効にしてください
- 公開後の更新は際限なく行えるため、更新履歴から公開状態のリビジョンが消える可能性があります。その場合の動作は保証していないため、更新履歴数は十分な数を設定してください(デフォルトは20)。更新履歴数は管理画面の「設定」→「全般」で行えます。
- タグの区切り文字は「カンマ」に設定してください(ログインしないプレビュー者がプレビューするときの区切り文字をカンマにしているため)。
- 関連アイテムのリビジョン管理は行えません(MTのデフォルト機能で対象外)。
- ワークフロー対象記事を一括編集で変更した場合、動作の保証は行えません。
- 本プラグインはData APIには対応しておりません。
グループ・複数承認、日時指定バージョンへの対応
このプラグインパックでは、小粋空間の「Workflow」プラグインの「Workflowプラグイン(コンテンツタイプ対応多段階承認版)」を利用しております。日時指定での承認を行ないたい場合や、グループ・複数承認などに対応させたい場合は以下の金額でお買い求め頂けます。
(コンテンツタイプ対応多段階承認版+日時指定版)
(コンテンツタイプ対応多段階承認+グループ・複数承認版)
管理画面カスタマイズ
「MTAppjQuery」は、JavaScriptライブラリの業界標準といえる「jQuery」でMovable Typeの管理画面をカスタマイズすることができるプラグインです。管理画面をカスタマイズするための多くの拡張機能を搭載しており、Perlなどのプラグイン制作の知識を必要とせず、フロントエンドエンジニアの知識で手軽に管理画面をカスタマイズすることができます。
今や管理画面のカスタマイズに欠かせないプラグインです。
主な機能
入力欄をカスタマイズして、直感的に入力できる管理画面に
テキストエリアの入力欄を表形式に変更する、フィールドの並び順や表示非表示を固定する、フィールドのラベルを変更する、普通のテキストエリアの入力欄を表形式にする…など、入力欄の豊富なバリエーションを搭載。入力するデータに合わせたUIに変更することができます。
編集画面のフィールドを様々な形でカスタマイズ
入力欄の並び順や表示・非表示を変え固定するだけでなく、入力欄のヒントをポップアップで表示したり、1つの入力欄を複数に分割、または複数の入力フィールドをタブで切替えるなど、様々な形式にカスタマイズすることが可能です。
Movable TypeのUIを損なわず、オリジナルのウィジェットを追加
管理画面の統一感を損なわず、管理画面のメインカラムやサブカラムに独自のウィジェット(HTML)を追加することができます。
入力値をデータベースに保存する場合は別途プラグイン開発が必要です。
その他の機能
- カテゴリ選択のUI変更
- 必須カテゴリのチェック機能
- MTのUIに合わせた独自のメッセージ表示
- 記事のカテゴリをまとめて変更
- 管理画面のロゴを変更
CSV入出力
「CSVDataImExporter」は、CSV形式でMovable Typeのブログ記事・ウェブページデータのエクスポート・インポートが可能になるプラグインです。一覧画面から記事単位のエクスポートが可能で、出力したCSVを修正することで既存の記事の一括編集を行なうことも可能です。
動作確認環境
Microsoft Excel 2010/Microsoft Excel 2000/OpenOffice Calc/LibreOffice Calc
主な機能
記事一覧からエクスポートが可能
対象となるデータは記事・ウェブページとなり、ブログ設定画面や記事一覧画面でCSVの一括エクスポートを行なうことができます。文字コードはShift_JIS、EUC-JP、UTF-8を選択することができます。
記事インポート
記事のインポート画面ではインポートするファイルを指定するだけではなく、いくつかのオプションを選択することが可能です。カテゴリ・フォルダやMovable Type7のコンテンツタイプにも対応しております。
CSVインポート・エクスポートの制限事項
- CSVデータで、classとidの出現順序が間違ったフォーマットでインポートするとインポートエラーになります。
- 大量のデータをインポート・エクスポートする場合、サーバ環境・性能によって処理が正常に終了しない場合があります(評価版で事前にご確認ください)。
ファイルアップロード
UploadDirプラグインはMovable Typeでファイルのアップロード時に、ファイルの拡張子によってアップロード先のディレクトリを自動的に切り替えるプラグインです。
主な機能
拡張子ごとにアップロード先を指定
プラグイン設定画面から拡張子ごとのディレクトリを設定するとアイテムアップロード時に自動的にディレクトリを指定してくれます。マルチアップロード機能では、「拡張子に応じて決定」をチェックすることで、アップロードするファイルそれぞれの拡張子にしたがって保存先のディレクトリが決定されます。
画像軽量化
Movable Type上でアップロードされた画像、生成されたサムネイル画像を軽量化することができるプラグインです。
主な機能
JPEG、PNG形式の画像に対して軽量化
本プラグインを使うと以下の際に画像を軽量化することができます。
- アップロード時
- 管理画面のアセット一覧のアクションプルダウン
Movable Typeから生成されるサムネイル画像も軽量化
サムネイル画像生成時に軽量化前のオリジナル画像を使用することで、劣化を最小限に抑えたサムネイル生成を行うことができます。
本プラグインを使うと以下の際に画像を軽量化することができます。
- 生成時
- 管理画面のアセット一覧のアクションプルダウン
その他の機能
相対パスへの置換機能(RelativeURLFilter)
URLを相対パスに変換することができます。
CDNキャッシュクリア機能(smartsyncpack)
サーバー配信先がCDNを利用している場合、サーバー配信と同時にCDNのキャッシュクリアを実行することができます。
コンテンツ横断検索(CrossContentSearch)
プラグインをインストールすることで、サイドバー内の「ツール」に「コンテンツ横断検索」が表示され、ウェブサイト内のコンテンツデータを横断したテキスト検索を行うことが可能となります。システムメニューでこの機能を使用した場合には、複数のウェブサイトを横断した検索が可能となります。 ※置換機能は実装されておりません。
サインイン通知機能(SigninNotifier)
ユーザーがサインインした際に、ユーザーの登録メールアドレス及びサイト管理者が指定した任意のメールアドレスに対してメールを送信します。心当たりのないサインインを検知することができるため、セキュリティを強化することができます。
管理画面通知機能(MTNotifier)
管理画面に管理者からのメッセージを表示する事ができるプラグインです。メッセージはポップアップダイアログで表示され、一度表示された後は設定により、再ログインするまで表示されないか、2週間の間は再表示されません。管理者からのメッセージがある場合、ダッシュボードでメッセージの存在を通知します。この通知をクリックする事でいつでも任意にメッセージの再表示ができます。
ページビュー数集計(GAPageView)
GAPageViewプラグインは、Google Analytics よりコンテンツのページビュー数を集計するプラグインです。
サイトマップ作成補助(SitemapHelper)
SitemapHelperプラグインは、Movable Type で管理・出力されるファイルの一覧作成を補助するプラグインです。
導入事例
イー・ガーディアン株式会社様
新しいブランドロゴに合わせるために写真撮影・映像編集なども含め、全面的なリニューアルを実施。CMSは新しくなったMovable Type 7で構築し、プラグイン拡張パックであるSmartSync Packを導入しました。インフラにはAWSを採用する事で、高可用性を実現し今後の拡張性も確保。またCMS環境と公開環境を切り離したインフラ構成を取り、SmartSync Packのサーバー配信機能を利用することで、セキュリティに配慮したシステム構成を実現しております。
東京都現代美術館様
美術館のリニューアル・オープンにあわせて、ウェブサイトのフルリニューアルを実施。既存のMovable Typeをバージョン7にアップグレードし、SmartSync Packも導入しました。 インフラにはAWSを採用することで安定性と今後の拡張性を確保。CMSとウェブサイト公開用のサーバーはそれぞれ独立させ、SmartSync Packのサーバー配信機能を利用して同期を行うことで、セキュリティにも考慮した構成を実現しました。